矯正の中で、早期に始める必要のある治療の一つに反対咬合(上あごと下あごの位置が逆)があります。
最近問い合わせが多いので、まとめてみました。
当面、当院で行っている装置を掲載させていただきます。
注)咬合育成は、歯列矯正とは異なります。
永久歯が、正しい位置に萌出できるのを促す治療です。
注2)矯正治療は保険適用外になります。金額に対する同意が必要になります。
注3)かみ合せは一人一人異なります。
全て同様の結果が得られるわけではなく、また治療法、治療時期も一人一人異なります。
どの装置にも、利点欠点があります。先生と良く相談の上で使用して行きます。また、いくつかの装置を組合わせたり、順序だてて使用していく事もあります。当然ながら、本人とご両親の努力一番重要になります。
ムーシールドによる治療 ひじょうにシンプルな装置です。舌が上の歯を押す事で、前歯が出るようにしています。痛みが出ないのがいいのですが、付けなければ効果がないので本人の努力がないと全く効果が出ません。
大きいので、慣れるのに時間がかかりますが、慣れてしまうと問題ありません。
リンガルアーチによる治療 ワイヤーの弱い力で歯を動かします。一番使われる装置です。見えないこと、バンドを付ける時を除くと痛みがなく、取り外す必要がない装置です。
比較的早期のブラケット   による治療 いわゆる矯正に近いものです。金額も当然高くなります。確実性が高いこと、管理し易い事が利点です。ある程度永久歯が萌出していないと用いる事ができません。TMAワイヤーという特殊な装置が必要になります。
被蓋改善装置による治療 2本程度の反対咬合に用います。取り外し式のものですがひじょうにシンプルな装置です。ひじょうに効果的な場合と、そうでない場合がはっきりする装置です。
床矯正装置による治療 現在、いいスライドがありませんでした。入れ歯に似た装置に歯を動かす装置を組み込みます。これはそのベースとなる装置です。違和感が強く壊れ易いので当院では人気がないようです。
反対咬合の治療